- home
- サイクレとは
サイクレとは
私たちは日々、何気なく過ごしているようでいて、その裏側には数え切れないほどの「見えない気持ち」が存在しています。
言葉にならない不安。
誰にも言えない悩み。
どう向き合えばいいか分からない葛藤。
心の奥底にそっとしまい込んでいる「自分だけの問題」は、実は決して特別なものではありません。
けれど、それを誰かに伝えることは簡単ではありません。
「弱いと思われたくない」
「こんなことで悩んでいるのは自分だけだと思う」
「相談するほどのことじゃない」
そんな思いが、ますます声を内側に閉じ込めてしまう。
結果として、私たちは多くの問題を「孤立したまま」抱える社会に生きています。
Cyclect(サイクレクト)は、そうした社会に対して一つの問いを投げかけます。
誰かの経験が誰かの希望になる世界へ
Cyclectの仕組みは、非常にシンプルです。
「自分の体験」を匿名で投稿し、
それを「今困っている誰か」が読む。
ただそれだけです。
けれど、その中にはかけがえのない価値が詰まっています。
過去にあなたが乗り越えた苦しみ。
今もまだ終わっていない悩みの途中経過。
ふとした気づきや、心を救ってくれた言葉。
それらは他人からすれば、何の変哲もない“個人の出来事”に見えるかもしれません。
けれど、今まさに同じような思いで立ち止まっている誰かにとっては、「自分だけじゃなかった」と思えるきっかけとなり、「これでいいんだ」「もう少しやってみよう」と感じられる原動力にもなるのです。
Cyclectが目指すのは、そうした経験の循環を当たり前にしていく社会です。
ひとりの声が、また別の誰かにつながっていく。
そして、いつかその誰かの声が、また次の誰かに届く。
悩みがつながりを生み、つながりが希望を生む。
そんな温かい循環を、テクノロジーと人間の感情が寄り添い合う形で実現していきます。
悩みを「共有」する文化を当たり前に
日本社会は、世界的に見ても「人に相談すること」や「弱みを見せること」に対して慎重な文化が根強い国です。
SNSが発達した今でも、匿名だからこそ生まれる攻撃性や誤解、誹謗中傷といった“言葉の暴力”が問題になっています。
その一方で「本音」を安心して打ち明けられる場所は、依然として非常に限られています。
Cyclectは、そうした“声なき声”を拾い上げる場所であり
「悩みは共有していいもの」
「人に話すことで軽くなる」
という価値観を、社会全体に根付かせていくことを目指しています。