万能扱いされるほど、失敗が怖くなる

プロジェクトで、自分にしかできない作業を任された時。
みんな「大丈夫でしょ」と言うけれど、失敗は許されない雰囲気だった。

自分はやれる。だけど、やれるからこそ、もしミスしたら一気に信頼を失う。
完璧でなければならないというプレッシャーが、心を重くしていた。

正直、怖かった。
やれるはずなのに、どこかで手が震えて、息が詰まりそうになった。
「万能」って呼ばれるほど、自由も余裕もないんだと痛感した。

一緒に作業してくれた仲間が、そっと「焦らなくていいよ」と声をかけてくれた。
そのひと言で、自分だけじゃないって思えたし、少し気が楽になった。

「万能」って言われても、失敗を恐れる気持ちは当然だ。
完璧である必要なんてない。
助けを借りることも、自分のペースでやることも、全部含めて大丈夫なんだよ。