言葉を選ぶたび、自分が小さくなる気がした

打ち合わせの席で、若い担当者に「それはちょっと…」と苦笑されて、言い直すことになった時のこと。
ほんの一言が「配慮に欠ける」って思われてしまうことが増えて、何を話すにも慎重になっていた。
言い回しを直されるたびに、自分の言葉が通じないような感覚があって。
別に誰かを傷つけたいわけじゃない。ちゃんと向き合って話してるだけなのに。
言葉を選ぶたびに、自分の輪郭が曖昧になっていくような、そんな気がしてた。
昔からの仲間がぽつりと「お前の言葉、俺にはちゃんと届いてるよ」って言ってくれたんだ。
そのひと言で、少しだけ肩の力が抜けた。
無理に誰にでも伝わる言葉にしなくていい。
自分の形を保ったまま、届く相手にちゃんと話せば、それでいいんだと思う。
投稿者:器用貧乏さん
投稿日:2025/05/17(土)14:37